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院長紹介

院長

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江川 晴人
(えがわ はると)

学歴・経歴

ヴィアトール学園洛星高等学校 卒業
京都大学医学部 卒業
京都大学医学部付属病院 研修医
国立京都病院 産科婦人科 医員
大阪府済生会野江病院産婦人科 医員
京都大学大学院 医学研究科 外科系専攻器官外科学 婦人科学産科学(生殖内分泌研究室)
日本バプテスト病院 産婦人科 医員、医長、産婦人科部長、医務部長兼任
国立病院機構京都医療センター産科婦人科 産科医長

資格等

医学博士
日本産科婦人科学会 専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会 周産期専門医(母体胎児)
母体保護法指定医
京都産婦人科医会 理事
近畿産科婦人科学会 日産婦医会委員会 母子保健部会 部会長
東山医師会 理事

所属学会

日本産科婦人科学会
日本周産期・新生児医学会
日本女性医学学会
日本婦人科腫瘍学会
日本産科婦人科遺伝診療学会
日本内分泌学会
日本思春期学会
日本人類遺伝学会

院長インタビュー

従来、ピルは「避妊のためだけのもの」と考えられていて、今でもそうしたイメージをお持ちの方はおられると思います。
京都市東山区にある産科・婦人科江川クリニックでは、ピルに対する従来のイメージを変えて、もっと快適な毎日のためにピルを活用してほしいと、生理痛や生理不順の改善、生理周期のコントロールといった副効果を目的とした“新しいピルとの付き合い方”をサポートされています。
また女性の体と心を守るために大切な中絶手術も行われていて、妊娠12週未満の初期中絶手術が受けられます。

「生涯にわたって、女性の健康をお守りしたい」という信念を持つ江川晴人(えがわ はると)院長に、ピルについて、中絶手術について、そして女性の体と心のケアについてお聞きしました。

ピルは隠れて飲むものではなく
自立した女性、自己管理が出来ている女性として
もっと誇りを持って良いものだと思います

「ピル=避妊」という一般的なイメージについてどのようにお感じですか?

「ピル=避妊」という一般的なイメージについてどのようにお感じですか?

まだまだ「ピル=避妊」というイメージが強く、避妊のためだけにピルを飲み始める方、また中絶手術を受けられた後に飲み始める方が多いというのが現状です。
ですが、現在、色々なところで言われていてすでにご存知の方もおられると思いますが、ピルは避妊のためだけのものではありません。
避妊は数あるピルの効果のうちの1つで、そのほかにも生理痛や生理不順の改善、月経困難症の軽減、子宮内膜症の予防、ニキビなどの肌トラブルの改善、卵巣がんや子宮体がんのリスク低減など、色々な副効果があるものなのです。また月経困難症の治療薬としてLEP製剤というものがあり、これにはピルと同じように卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンが含まれていますが、ピルよりもエストロゲンの量が少ないものです。
避妊効果はありますが、月経困難症の治療薬ですので保険適用となります。
こうしたピルの副効果に加えて、LEP製剤のようなものもありますので、快適な毎日を送るために是非、ご活用いただければと思っています。

従来のイメージが強い一方で、ピルとの付き合い方が変わりつつある側面も?

従来のイメージが強い一方で、ピルとの付き合い方が変わりつつある側面も?

そうですね。
まだまだ避妊のための飲むという傾向が強い一方で、例えば万全の体調で受験を迎えるために飲まれたり、スポーツ時のパフォーマンス力を高めるために飲まれたりするなど、新しいピルとの付き合い方を始められる方が増えつつあります。そういう意味では、少しずつ時代は変わりつつあると感じています。
ピルは決して隠れて飲むものではなく、自立した女性として、そして自己管理ができている女性としてもっと誇りを持って良いものだと思っています。
患者さんの中には、ピルを上手に活用されて生理を年3~4回程度に減らされている方もおられます。
決して生理が悪いものというわけではないのですが、生理に関わるお悩みを「仕方がない」と諦めるのではなく、ご自身で上手く管理する流れになりつつあるのではないでしょうか。

生理によって苦しむ期間を減らすことは
決して不自然なことではなく
新しい時代の女性の“選択肢の1つ”だと言えます

「生理を管理する」と聞くと、何か不自然なことをしている不安もあるのですが?

基本的にはお体への影響はないと言えます。
昔、4~5人も子供を産んでいた時代は、授乳の時期を入れると一生のうちに50回くらいしか生理がなかったとされています。
昔と今とでは閉経のタイミングが違うということも関係しているのでしょうが、これに対して今の生理の回数は500回程度とされています。
妊娠をしないのに、生理を500回もする必要はないという風にも言え、こうした生理の多さが子宮内膜症に関係しているのではないかとも言われています。

色々な考え方があるでしょうが、一生の生理の回数を減らして、生理の関わるお悩みを最小限にすることは、女性の社会進出が進む今、もっと注目されても良いことなのではないかと思います。
生理によって苦しむ時間を減らすことは、決して不自然なことではなく、例えば今の時代、1人目の赤ちゃんを出産されて、今後、子供を作る予定がないのでしたら、ピルを飲み続けるのも選択肢の1つだと言えます。

ピルの服用は何歳から始められるものなのでしょうか?

ピルの服用は何歳から始められるものなのでしょうか?

生理痛などでお困りの中学生が飲み始めるなど、低年齢の女性でも始められるものです。
お母様世代の方の中には、ピルに対するイメージが更新されていない方もおられますが、ご理解いただくためによくご説明するようにしています。

その結果、お子様と一緒にお母様もピルの服用を始められるケースもあります。

ピルは長期間服用し続けても大丈夫なものなのでしょうか?

例えば、新たに服用を開始される年齢が35~40歳ごろだと血栓症のリスクが上がるため注意が必要ですが、ずっと飲み続ける分には副作用は出にくいとされています。
あと、飲み始めの3~4ヶ月は一番血栓ができやすいとされていますので、処方の際は十分注意するようにしています。

先ほども触れましたが、ピルは中学生からでも始められるもので、それくらい安全なものとご理解いただいて良いと思います。
また「ピルを飲むと妊娠しにくくなる」という噂もありますが、これは根拠がない話で、ピルの服用を中止すれば再び生理が来ますし、妊娠も可能ですのでご心配いりません。

中絶手術を選ばれた方も、そうでない方も
等しく“愛のもとに妊娠されている”と考えています
そのお気持ちは大事にしたいです

このサイトは「ピル」と「中絶手術」についてのサイトですが
中絶手術をご検討中の方へお伝えしたいことは?

望まない妊娠でお悩みで、「中絶手術を受けようか、どうしようか?」と迷われている方にお伝えしたいのは、中絶手術は“母体保護法”という法律で認められた女性の権利であるということです。
手術を受けられるにあたって色々な葛藤があるでしょうが、ご自身のお体のこと、そして今後の人生のことを一番に考えていただきたいと思っています。

あと、これは医師としてというよりも、1人の人間としての考えなのですが、多分、中絶手術を選ばれた方も本当は産みたかったはずだと思っています。
そして中絶手術を選ばれた方も、そうでない方も、等しく「愛のもとに妊娠されている」と考えています。
どのような選択を選ばれるにしても、そのお気持ちは大事にしたいです。

中絶手術に対する罪悪感が拭いきれない方へお伝えしたいことは?

中絶手術に対する罪悪感が拭いきれない方へお伝えしたいことは?

「罪悪感」というような、そんな感情を持つ必要はありません。
ご自身のお体を一番大切にして、よくお考えになられて、そして納得したうえで手術を受けてほしいと思います。
先ほども言いましたが中絶手術は法律で認められた権利ですので、罪悪感という感情と結びつける必要はありません。

ただ、それでもどうしても罪悪感を持ってしまうという方もおられると思いますので、そうした時にはお気軽に当クリニックへお越しください。
手術後の心のケアも大切にしていて、かかりつけ医として術後のお悩みや、今後の避妊のことなどについて親身にご相談を承ります。

075-708-3627

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